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早川聞多先生による浮世絵春画講座の後編を開講しました!

[講座・交流会] 2016年03月12日
用意されたレジュメはなんと10ページ!大人気『風流艶色真似ゑもん』の現代語訳もあり、講座への期待が大いに高まります(担当比)
 
3/10(木)19:00より、早川聞多先生による浮世絵春画講座の後編を開講しました。
前回は「春画ってどういうもの?」という大枠のお話し、そして今回は作品解説です。
 
講座名こそ「浮世春画」ですが、その原点は肉筆画とのことで、まずは『小柴垣草紙絵巻』『慶長肉筆春画帖』、そして浮世絵からは『風流艶色真似ゑもん』『袖の巻』『好色図会十二候』の全5作品を紹介。
 
春画は大抵12図1組で構成されますが、通常紹介されるのはその中の有名な絵2,3枚だけ。しかし、それでは魅力が伝わらない!とのことで、今回はいずれの作品もすべての絵をスライドに写しながら解説。
サービス精神旺盛な先生は「時間が…(足りない!)」と仰りながら、絵としての美しさ、仏教との関わりなど、その魅力を存分にお話くださいました。
  
受講すればきっと春画の見かた変わります!と皆さまにおすすめした講座でしたが、受講された方から「本当に見かたが変わりました」と感想を頂き、企画者としては胸の中で「よっしゃ!」とガッツポーズ。早川先生ありがとうございました。
 
前回は講座の写真を載せたので、今回は先生の記念写真をお届けします。
隣の青年は受講しにいらした落語家の桂吉坊さん。
早川先生と吉坊さんによると、春画にかかれた人々の着物や髪形でも多くのことが読み取れるとのこと、江戸の人々の文化と教養の高さに感服しました。 (島村)