スタッフブログBlog

【イベントレポート】第7回大阪ものかき隊ライタースキルアップ交流会

[講座・交流会] 2019年02月07日
〜2019年、書き手にもとめられる編集力〜
みなさんこんにちは。
大阪ものかき隊実行委員のくればさくらです。
大阪ものかき隊スキルアップ交流会が2019年1月15日(火)OBPアカデミアにて開催されました。

今回のテーマは「2019年、書き手にもとめられる編集力」。

Amazon・Kindleで有名な出版レーベル「金風舎」を展開する出版社・株式会社デジカル代表取締役社長香月登氏をゲストに迎え「編集力」についてたっぷりお話していただきました。

第7回目となる交流会の参加者は25名。
今回はオープンイベントともあって隊員以外の参加者が大勢集まり会場は大盛況!
香月社長や参加者どうしで交流を深め合い、有意義な時間となりました。



【スケジュール】

第1部セミナー
1.    編集とは何か?
2.    編集に求められるライターとは?
3.    編集力を身につけ、磨くには
4.    質疑応答

第2部交流会

 

 

 

第1部セミナー

基調講演「2019年、書き手にもとめられる編集力」

株式会社デジカル 代表取締役社長 香月登氏

 

編集とは何か?
 編集とは、読まれるコト(情報を発信)・読まれるモノ(原稿整理)に分けられます。
特に編集はそれらの情報をもとに「決定」をすることなのです。
編集は書籍であれば企画から発刊までの各工程を把握し理解をしなければなりません。
編集の前提となる企画について良し悪しを判断すること、様々な場面で決定をしていくことが編集なのです。
 

編集に求められるライターとは?
ライターのみなさんにとって気になるテーマですね。
ズバリ原稿整理しなくてもよいライターです。
専門性を極めたライター、なんでも書けるライターのいずれの場合であっても、誰に向けて何のために記事を書いているのかを意識できていないと読まれる文章は書けないということです。
読者が見えていて言語化できるライターがもとめられるライターなのです。
また、何の分野の記事を書いているのかが明確にわかる人には依頼がしやすいとのこと。
自身の専門性を発信することが大事です。

香月社長は書店に通いどのような本が新刊で並んでいるのか、そして売り場の移り変わりなどを毎日チェックしているそうです。
書店に行くだけでなく、ネットでもチェックをしてインプットを積み重ねることは、編集力・直感力を養うことになるのです。

また、香月社長にとって編集という仕事の醍醐味を知ったエピソードも。
まったく無名の人が売れた時や、企業経営者のメルマガを社員と一緒に一から一年間かけて作り上げ、成長を見られたことが何よりも嬉しいといったお話しもありました。

 


 

編集力を身につけ、磨くには?
具体的な方法は構図を学ぶこと。そのために本をたくさん読むことも大事です。
しかし、ただ本を読むだけでは意味はありません。
読まれている本、読みやすい本を何で読みすいのかロジカルに分析できるスキルが必要だといいます。
本の目次、表現、構成などを売れる本は何で売れているのか逆算し分析することを意識して読むことで編集力を鍛えていくことができるのです。

無いものをつくりだすよりも、売れているものを分析する力、すでにあるものの視点をずらしてどうしてそうなるのかをロジカルに考えることが大事なのです。

みなさんも、分析することを意識しながら本を読むようにしましょう!
その他にも、編集者はマルチタスクの能力が必要か?という質問には、シングルタスクをひとつひとつ切り替えてやることが大事で仕事を構造化して理解してやっていくことができるか、段取りの理解が重要になります。
マルチタスクも大事だが、一つひとつ丁寧にシングルタスクをやることが大事だと教えて頂けました。

  


質疑応答

 
■誰に向けての仕事なのかを考える
この30年間で急激な時代の移り変わりとなりました。香月社長の中でピンチな時はあったでしょうか。あればそのエピソードを教えてください。

紙の編集者からスタートし、2003年創業となりました。当時は焦ってオウンドメディアを自社で開発して作ったが、時代が早すぎてお客さんがいなかった。
考え方自体は間違っていなかったのだが需要がなかったこと。
売れると思った本が売れない。これは誰のために何のためにやっているのかを考えながらやらないといけない。と気づくきっかとなりました。

 

■副業でも実績を積み重ねることが大事
働き方について。外部委託・フリー、雑誌、オウンドメディアのライターでおすすめはありますか。

本業があり副業でライターをしている場合、ライターで食べていくだけの稼ぎがあるかどうかによる。
発注や・単価が落ちている状況の中で、転職やフリーになるには高いハードルがある。
本業があるならその間は、実績をつくることが大事。


 ■活動するのに狙い目なのは東京か地方か?
ライターとして活動するなら需要の多い東京か大阪かどちらがオススメでしょうか。
東京は競争が激しい。地方のほうが目に見えない部分で仕事がある。なぜなら地方は編集社も少ないため埋もれている仕事が実は多くある。
可能性があるのは、むしろ地方だといえるのです。






本田隊長からの講評
大阪ものかき隊本田もみじ隊長からも香月社長に40過ぎてからライターを始める強みはなんですか?という質問がありました。
 
ライターは多くの人と関わる仕事でもあります。目上の人とのコミュニケーションも重要となります。
社会人経験がある40歳以上の方は、むしろ活躍できるチャンスは多いとのこと。

年齢に関わらず、礼儀・経験や知識などしっかり身につけていかなければなりませんね!
そして読者が見えているか、誰のために書くかという部分はWEBも編集も一緒!
みなさん意識して書いていきましょう!

 

今後の大阪ものかき隊について

小田マネージャーより隊員向けに連絡事項として今後のお仕事の受け方の案内がありました。
今回から交流会の動画配信の予定もあります。補講できるようフォロー体制の強化に繋げていきます。
また、検定制度を導入し案件受注の平等性とスキル向上を目指していくようにしていきます。

 

第2部交流会

交流会では食事をしながら、香月社長と参加者がざっくばらんに交流を深めました。
セミナーでは聞けなかった突っ込んだ質問をぶつける人も。
大阪ものかき隊の活動に興味を持った方も多数いてライターの輪がますます広がっていくのが楽しみです!


最後に

ライターは誰に対して書くのか、何を求められているのかを可視化できるようになることが大事だという言葉が印象的でした。
思えば、独りよがりの文章を書いていたなぁと改めて気づくきっかけになりました。
常に意識して書くことで、需要のあるライターになれるのではないでしょうか。


2019年も大阪ものかき隊にはお仕事依頼がたくさんきています!
入隊を希望される方は、ぜひ一緒に隊を盛り上げていきましょう!
ものかき隊に入隊してい頂ければお仕事依頼だけでなく、ゲストトークイベントや交流会などに参加できご自身のスキルアップに繋げていただけます。
普段は一人で活動することが多いライターにとって横の繋がりを持つことができ、情報交換をしあうことで悩みを解決することができます。

今後も楽しいイベント予定が盛りだくさんです。
ぜひ一緒に活動しませんか。

大阪ものかき隊は仲間を随時募集しています。
ライター業にご興味のある方は、大阪ものかき隊までお問い合わせください。
https://obp-ac.osaka/osakamonokakitai.html
 

 

本日の講師プロフィール

香月登(カツキノボル)

パソコン関連書籍の企画編集者として10年間従事し、2003年9月に株式会社デジカルを設立。
企画から編集制作までを一貫して請け負う編集プロダクション事業を拡大、2005年には書籍装丁デザイン事業が急成長を遂げ、「もしドラ」「ビリギャル」などのミリオンセラーをはじめとした売れる実用書デザインを世に送り出し、2015年から書籍のデザイン制作サービス「ISSIKI」を展開中。
また2011年からは出版社の電子出版関連事業も複数手がけ、2014年からは学研プラス社とともに地方新聞社の記事を電子書籍として出版するニュースブック(http://newsbook.tokyo)を運営中。
「伝えたいことを読まれるものに」をミッションに、出版・情報発信のソリューションでアイデアや知見を読まれるものにしている。

 

 

本日の運営
司会 内橋
運営・セッティング ジーンイケダ
記録 くれば
ホスト・案内役 大杉・宮