ZOOMで楽しむ「おうちれんが」

日本の文芸遊び「連歌」をおうちから体験できるイベント“おうちれんが“が、7月24日を皮切りに全5回開催されます！

一般的にはあまり馴染みのなさそうな連歌ですが、一体どんなものなのでしょうか。

今回は「連歌ってなに？」「どんな魅力があるの？」といった疑問、イベントの内容を講師の嵐山かあいさんに聞いてみました。


連歌ってなに？

-まずお聞きしたいのですが、連歌とはいったいなんでしょうか？

連歌は、一言で言うと「五・七・五・七・七」を使った連想ゲームです。2人以上で行い、１人が五・七・五を読み上げたら、もう１人が五・七・五から連想した七・七を読み上げます。次は七・七から連想してまた五・七・五を読み上げていく…これを繰り返します。

連歌は、平安時代から続く伝統的な文芸なのですが、そのルールの複雑さからか、あまり知名度は高くないんです。

そこで、誰もがもっと連歌に親しんでもらえるようにと考えたのが、ねおれんがです。

-ねおれんが？

はい。ねおれんがは、私が作った造語なのですが、「五・七・五と七・七を連想する」という基本ルールだけを残し、その他の複雑なルールを全てなくした簡単な連歌です。

実際の連歌は、「春の句は3句以上5句以内」とか「この言葉は1回しか使っちゃダメ！」など、ルールが複雑なんですね。なので、和歌や俳句が身近でない現代においては、連歌は少し難しいんです。

-なるほど。連想するだけでもなかなか難しいうえに、ルールが厳しいと困っちゃいそうですね…

なので、私が開催するイベントでは、複雑なルールなしのねおれんがで、まずはれんがの魅力に触れてもらうことを大事にしています。


連歌の魅力とは？

-嵐山さんが思う、連歌の魅力とはなんでしょうか？

ずばり、人との交流を楽しめるところに魅力が詰まっていると思います。

これまで開催したイベントでは、お題に対してうまく当てはまった句を誰かが読み上げると、参加者の方から「おぉ〜！」と称賛の声があがったり、笑い声が溢れたりします。

そうして、参加者の方が同じ感情を共有することで、その場が自然と交流しやすい雰囲気になっているのを感じます。

それから、次の句を連想するときは、頭を柔軟に働かせる必要があるので、頭の体操になるのも魅力の1つです。

参加者の方からは「いい脳トレになる」という声もいただきました。

 

-これまでの参加者の方には、どのような年齢層が多いですか？

年齢を問わず、20〜60代まで、幅広い層に参加いただいています。

イベント終了後には「楽しかった！」と多くの方が言ってくださるので、年齢関係なく楽しめると思います。


イベント「おうちれんが」について

-今回のイベントは全5回にわたっての開催。がっつり連歌を体験できるイベントとなっていますが、ずばりどんな方におすすめですか？

基本的にはどんな方でも楽しめる内容となっているので、人との交流を図りたい方や言葉遊びが好き

な方には、ぜひイベントに参加してもらって連歌を楽しんでもらいたいですね。

歴史や文学に興味がある方は、連歌にすぐ馴染めるんじゃないかなと思います。

 

­-最後に、今回のイベント内容について詳しく教えてください。

今回zoomで開催する「おうちれんが」は、全5回にわたっての開催になります。

第1回の内容は、まずはれんがに親しんでもらうべく、複雑なルールは一切なしの初心者向けネオれんがを楽しんでもらいます。

第2回は前回よりも少しだけレベルを上げ、ルールを増やします。本格的な連歌に少しでも触れてもらい、より深く連歌の魅力を知ってもらいます。

第3・4回はいよいよテーマを決めてのチャレンジです。

第3回は「旅」、第4回は「恋」のテーマに沿って、五・七・五/七・七の連想を繰り返していきます。「恋」のテーマは特に盛り上がるので、どんな句が読まれるのか今から楽しみです！

最終回の第5回は、これまで学んできた連歌の振り返りと、グループ対抗連歌。参加者同士の交流を図り、イベントの締めくくりとします。

―嵐山さん、どうもありがとうございました！

 

最後に

連歌について、その魅力や楽しさを語ってくれた嵐山かあいさん。筆者はそれまで連歌という文芸遊びがあることも知りませんでしたが、お話を聞いていると、周りの人たちと「おぉ〜！」と声をあげたり、笑いあったりできる和やかな情景が目に浮かびました。

そして、他の人たちが連想を繰り返していくことで知る、自分にはなかった発想や世界観に触れられるという学びの面白さもありそうです。

 

新型コロナウイルスの影響で、人との交流が以前より難しくなった今、孤独感や閉塞感に悩む方も多いはず。

そんな方は、今回開催される「おうちれんが」に参加して、頭も心もリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

おうちれんがを通じて、素敵な交流が生まれるかもしれませんよ！


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ZOOMで楽しむ「おうちれんが」はこちらからお申し込みいただけます。
みなさんのご参加をお待ちしています！