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”CSR” 企業の社会的貢献の最新トレンド

[講座・交流会] 2016年07月12日
イケてる企業がいま取り組むCSRについて考える
■CSRをテーマに交流会を開催します。

 そうなんです。8月8日だから、みんな来てくださいね。
 ところでなんでいまCSRにOBPアカデミアが取り組むのかというと、それは私たちがOBPエリアの企業を応援するとても重要な手がかりになると思っているからです。

 じつは、4月にある企業さんの総務ご担当者からこんな話を聞きました。
 「企業の担当者交流会やるんだったら、ぜひともCSRをテーマにやってください!」

 企業の中のいろんな役割分担があるのですが、CSRはだいたい総務で担当するらしいです。そして突然に担当になっていちばん困るのもCSRだそうです。

 それもそのはず。急に企業を背負って社会貢献などと言われたら、ちょっとびびって引きこもりたくなります。営業なら、失敗は営業担当者一人分ですけど、CSRで失敗となると、世間体が悪くて全社的ダメージということのように思えてしまいます。

 そんなストレスフルなCSR担当者の肩の荷をどっさりとおろす交流会にしましょう。
 えっ?!そんな簡単にいっちゃっていいの?

   はい。OBPアカデミアの交流会は、みんな本音で悩んでいることを話す場です。見栄とか、建前とかはまったく無用です。しんどいことはしんどいことと、楽しいことは楽しいことと素直にうちあけあって、そこから未来への展望を紡ぎだそうという寸法です。

■大阪市立大学の柏木先生がサポートにきてくれます。

 そしてなんと、CSR研究の第1人者、大阪市立大学の柏木宏先生にお越しいただいて情報提供していただくとともに、みなさんの議論の輪の中にも入っていただいて、いろんな実例を紹介していただきます。

 柏木先生は、アメリカのラトガース大学大学院のご出身で、専門はCSRやNPOです。先生はいま企業とNPOを結び付けて共同で様々な事業を行うプロジェクトを進めておられます。企業単独ではなく、外部の様々な団体と連携して進める事業や、複数の企業やNPOがネットワークを組んで進める事業など、従来の形にとらわれない様々な形態のCSRについて教えていただけます。

■企業の本来事業と個性に合わせたCSRを!

 CSR、中でもフィランソロフィーは企業の収益を別のかたちで社会に還元するというイメージでのみとらえられがちです。このような認識では積極的にCSRを推進するモチベーションがわきにくいですね。むしろCSRを企業の本来事業を伸ばすための絶好の機会ととらえ、本来事業の特性や企業風土などの個性を活かしたCSRとすることで、活力あるCSRをつくることができるのではないでしょうか。

 この交流会ではそうした各企業の個性などにもついても意見交換を深めたいと願っています。

(担当:鍋島祥郎)