あなたの知らないお水取りPsychology

あなたの知らないお水取り
心理

春を呼ぶ伝統行事

お水取りは正式には「修二会(しゅにえ)」と呼ばれる、奈良時代から続く伝統行事です。森本公穣師に背景を解説していただきます。

「お水取り」東大寺・修二会のすべて

【講師】
森本 公穣
2016年2月9日(火)
19:00~21:00
30
参加無料
練行衆を二月堂へと導く道明かり「お松明」が幻想的な「お水取り」。正式には「修二会」と呼ばれ、世界遺産・東大寺に毎年数万の人が詰めかけます。今年で1265回目を迎え、奈良時代より一度も途絶えることなく続くこの法会は、どうしてそれほど大切にされてきたのでしょうか?

当講演では、東大寺に生まれ、今回の修二会では堂司を務められる森本公穣師をお迎えし、「お水取り」という厳しい修行を直前に控え、緊張感も高まるこのタイミングで、現役の練行衆に「生命あるもの全てに向けられた懺悔と廻向の祈り」の意義を解説していただきます。伝統行事の背景に潜む深い意味を知って臨む「お水取り」は、また格別の味わいがあることでしょう。

【森本公穣師からの講演趣旨】

毎年三月になると二月堂下の広場には多くの人々がお集まりになり、舞台に上がるお松明を一目見ようと大変な賑わいとなります。その映像はニュースなどでも報道され、関西では「お水取りが終わらないと春が来ない」とも言われます。お松明のことを「お水取り」と呼ぶ方もおられる程ですが、実はお松明は行法の「入口」でしかありません。

「お水取り」は正式には「東大寺二月堂修二会(しゅにえ)」と呼ばれ、奈良時代から1260年以上に渉って一度の断絶もなく受け継がれてきた法会(ほうえ)です。なぜそれ程まで永く受け継がれてきたのか。また、それにはどんな工夫が為されてきたのか。継続することの智慧には、現代のビジネスのヒントになるようなものもあるかも知れません。

今回は、お松明に見られる華やかさだけではない、生命あるもの全てに向けられた懺悔と廻向の祈りを皆さまにご紹介します。

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