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造形作家・乾真希先生インタビュー第一弾

[講座・交流会] 2016年02月13日
先日、個展の準備でご多用中の造形作家・乾真希先生のアトリエへお邪魔し、インタビューさせていただきました。

まずは、アカデミアの女性スタッフからの質問です。

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【アカデミア】
乾先生の数々の印象的な作品は、どのようなところからインスピレーションを受けられているのでしょうか?私たちには思い浮かばない斬新でオリジナリティあふれた作品ばかりなので、とても興味があります。

【乾真希先生】
ありがとうございます
やはり楽しくないと膨大な時間をかけて仕上げることが出来ませんので自分がなにが好きか、何に美を感じるかよくよく見つめるようにしています。フィギュアに関しては、それプラスお客様の好みを予想してミックスしています。お客様に私の作品から「自然の造形美を感じる」と言って頂けて、恐れ多いような誇らしいような気持ちになりました。まだ自分の核に近いものは作れていませんが私の根っこは確実に自然です。小さな虫一匹に、葉っぱ一枚に宇宙を感じます。

【アカデミア】
どのような素材をメインに作られていますか?また、どんな道具をお使いですか?

【乾真希先生】
スカルピーと言う熱で固まる粘土を使っています。少し脆いのですが好きなだけ造形出来て繊細な表現が出来るので愛用しています。道具は造形用だけではなく 100均で使えそうなものを探したり自作したりもしますよ。

【アカデミア】
このような作品群をつくりはじめられたきっかけはありますか?

【乾真希先生】
小さい頃からものづくりが大好きでした。何でも世の中に無いものは作ろう、どんなにすごい人もみんな同じ人間なんだから私にもがんばれば出来るだろうと言う軽いノリで独学で始めたら夢中になりました。初めて作ったのはドロヘドロという漫画のキャラクターで世に製品が無かったので私が生み出すんだ!とかなり燃えました(笑)

【アカデミア】
講座では具体的にどのようなものを作り、どのようなスタンスで受講者のみなさんと関わっていかれたいですか?(どのような観点からでもOKです。)

【乾真希先生】
講座名が造形塾と言うことで私の技術がお役に立てるなら皆さんの作りたいものをお手伝いさせて頂きたいです。
最初は基礎を学ぶため小物から作っていきましょう。粘土をこねてるだけでも癒されるので私はぼーっとしながらコネコネ丸めてる事も多いです。私はメカより有機物が得意なのでお答えできる限界はあるかもしれませんが、まだ知らない事もたくさんありますので受講生の皆様と一緒に勉強して大きくなっていきたいと思っています。皆さんにお伝えする上で1番大切にしている事は自分を思いっきり表現して頂くと言うことです。
上手に出来なくったっていいんです。 どうぞ のびのび創作して 沢山ご自身と対話して下さい。

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以上、アカデミア女性スタッフのインタビューでした。

次回は、男性スタッフからの抽象的で少々意地悪な質問です。お楽しみに!

※写真は制作中の乾真希先生と新作「雷抱」の現物。