

上方落語は、300年以上前に大阪・京都・江戸で同時発生的に興った伝統芸能です。その歴史と文化と人と人との繊細・機微なやりとりを知ることは「学び」の上で大きな財産となること間違いなしです!
人の話を聞き、考え、自分の考えをさらけ出し、そしてまた聞く。そのようなことの連続から人間は成長していきます。 考えるためにはまず「聞く(聴く)」ことが最も重要な要素です。 また、上方(古典)落語の「なるほど!」と思わせるストーリーやオチには、対人関係のヒントやアイデアもたくさん隠れています。落語を通して、コミュニケーションのいろはを楽しみましょう!




上方落語には300年以上の歴史があると言われています。そのような古典芸能の上方落語の世界には、笑いと涙と友愛と人情と生きざまが軽妙に描かれています。
代表的な登場人物である喜六(ボケ)、清八(ツッコミ)、甚兵衛(物知りのご隠居)は、この世もなかなか「捨てたものではない」ことを教えてくれます。
わからなければ教えてもらう、それを面白く伝える、新しい笑いが生じることなどは落語の中で多数登場します。
「電気」と「お金」がないと楽しめない現代からは、そうしたものがなくても豊かに笑い、泣き、助け合う姿を学ぶことができます。
また上方落語は、物事を進めていくために仲間を集め、対話し、共に考えることの原点を教えてくれます。
『アカデミア亭「落語」』では、上方落語を身近に聴くことによって、傾聴すること、対話すること、
江戸~明治期にかけての日本人が持っていた矜持(プライド)と豊かな生活を送る術を学べます。
この機会にぜひ、笑いながら楽しく学んでいきましょう!
【今回は上方落語から商売の作法を学んでいきます!】
例えばこんなことが学べるかも知れません。
・新規事業
・儲けることへの考え方
・取引について
・利益の生み出し方
・商品やサービスのアイデアやヒント
・引退の美学
・騙されること
・商売のタイミング など。
上方落語が培ってきた長い歴史の中から、現在のビジネスに通じるスキルや対話の運び、
アイデアの出し方などへのヒントになります。落語を楽しく聞きながら、
ビジネスの根底にある対話やコミュニケーションの方法も身に付くのかも知れません。
また、終了後のセッションによって、これまでに発見できなかった落語のビジネス側面が垣間見えてくることもあるのかもしれません。
OBPアカデミアにしか出来ないチャレンジ企画です。
みなさんどうぞご参加くださいませ!
【スケジュール】
・18:30~18:35 ご挨拶 (上方落語普及協会)
・18:35~18:50 上方落語の本質について(紫亭京太郎)
・18:50~19:20 落語 (笑谷亭いわし)
・19:20~19:30 休憩
・19:30~20:00 落語 (紫亭京太郎)
・20:00~20:30 感想を述べあう時間(出演者と参加者のセッション)
●上方落語の本質では、こんなお話をします!
■落語の“生い立ち”
◆誕生
江戸時代前期(1600年代後半)
上方落語:大坂・米沢彦八、京・露の五郎兵衛
江戸落語:鹿野武左衛門
◆発展
上方落語:辻話(大道芸)として発展→見台、はめもの
江戸落語:お座敷芸として発展→「素話」
◆背景
上方落語:町人文化 … 商家が舞台の噺
江戸落語:武家文化 … 侍を題材とした噺
■落語と「コミュニケーション」
◆構成要素としての「会話」
主な登場人物:喜六、清八、甚兵衛
◆登場人物間の「コミュニケーション」
◆演者と観客の「コミュニケーション」
■落語と「ダイバーシティ」
◆落語界の人間模様
◆江戸の「与太郎」と上方の「喜六」
◆落語とは人間の業の肯定である by 立川談志
【こんな方におすすめ】
・落語好き
・落語をまだ聞いたことがないかた
・コミュニケーションが苦手なかた
・伝統芸能に興味のあるかた
・上方の言葉や文化が気になるかた
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【前回の様子】
落語と聞くと今の10代、20代の方はあまり興味を持たれないかもしれませんが、
そんな方でも生で見れば絶対に落語にはまる!そう思えるようなイベントになりました!
話し手は社会人落語家の「紫亭 京太郎さん」と「笑谷亭いわしさん」。
「阿弥陀池」と、「ちりとてちん」のお話をしてくださいました。
落語を始めると空気が一瞬で変わり、そこに1人しかいないのに、複数人の登場人物の姿が見え、
頭の中にスーッとストーリーが入り込んできました。
「阿弥陀池」をお話してくださった、笑谷亭いわしさんは声のボリュームと細かい動きに魅力があり、
静と動をしっかり分けてお話をしてくれるので、臨場感がありました!
また、「ちりとてちん」をお話してくれた、紫亭京太郎さんは扇子をお箸のように使い、飲み込む音やリアクションなどがリアルで、
実物がそこにあるかのように見えて感動しました!
テレビで見るのとは全く違いますね
最後はセッションの時間を設け、
お二人の落語を始めたきっかけや社会人落語の裏話しなど、参加者さんの気になる質問にお答えしていただきました!
今は「電気」と「お金」がないと楽しめない現代。
ですが、そうしたものがなくても共に笑うことができる落語はほんとに素敵なものですね。
(コメント:OBPアカデミア スタッフ)
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◆ご案内
SNSなどでイベント報告をするためのお写真を撮らせていただく場合がございます。
差し障りがある方はスタッフにお知らせくださいませ。
名称 | アカデミア亭「落語」【その2 商い編】 上方落語は、300年以上前に大阪・京都・江戸で同時発生的に興った伝統芸能です。その歴史と文化と人と人との繊細・機微なやりとりを知ることは「学び」の上で大きな財産となること間違いなしです! |
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講師 |
吉川公二/紫亭京太郎/笑谷亭いわし (ヨシカワコウジ/ムラサキテイキョウタロウ/ショウコクテイイワシ)
上方落語普及協会(任意団体) 「楽語家」を標榜する極楽とんぼ系天狗連にして映画とタイガースをこよなく愛でるトラキチ・シネマコミュニケーター♪ |
開催日 |
2023年7月25日(火) |
開催時刻 |
18:30~20:30 |
定員 | 30名 |
受講料 |
価格: 500円(税込) ※施設利用料としていただきます。 |
場所 | |
備考 |
【初めてお申込みの方へ】
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